中国メディア新浪科技の報道により、5月18日、百度は中国電信傘下の「号碼百事通」と戦略提携し、中国電信3Gユーザーに検索サービスを提供することを発表しました。これは、百度は Google のモバイル戦略に対抗する戦略的措置とも言えます。「号碼百事通」は中国電信にとっては、とても重要な位置づけになります。中国電信が伝統的なサービスから3Gへ転換の要となっているようです。
ニュース、画像、MP3、HP等の百度検索サービスを統一したテンプレートにして、中国電信「号碼百事通」サポートプラットフォーム内に設置されるようになります。携帯電話ユーザーは百度の WAP 検索サイト（wap.baidu.com）にアクセスすることで、ネット検索、ニュース、携帯電話 Blog、地図、辞典、株式情報など各種サービスが得られるようになります。
中国電信3G携帯のユーザーは自然に、百度の検索サービスを利用することになります。百度はスピーディに3Gの波に乗り、今後さらなる提携を検討する方針のようです。百度は、中国モバイル検索分野においても、市場のリーダー的存在となっているようにもみえます。