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中国SEO対策情報|百度「競価排名」不正疑惑報道&検索広告構造変革必至

中国の検索エンジンシェアトップ「百度(Baidu)」が展開する広告方法の一種「競価排名」(リスティング広告サービス)が、公正性と客観性に欠けるとして、中国中央テレビ(CCTV)は2日間連続して、報道番組で取り上げた「競価排名の疑惑」が大きな波紋をよんでいます。百度はすでに同業務の見直しに着手し、審査能力を強める作業を始めました。

 中国中央テレビ(CCTV)は報道番組『新聞30分』内で、2日間連続で「競価排名」の弊害と医薬品偽造、病院関連サイトへの「不正疑惑」を中心に報道しました。番組に取り上げられ、百度は緊急会議を開き、「競価排名」を検索ワードから一時削除し、関連業務も停止しました。同時にユーザーにも謝罪をしました。11月19日、百度は医療分野の広告を全面停止しました。

中国Google(谷歌)と中国Yahoo!(雅虎)ともに、「競価排名」(リスティング広告サービス)自体は非がなく、重要なのはユーザーに検索エンジンの検索結果と広告を分かるように表示することだと声明しました。検索エンジンの公正性と透明性を強調する形となりました。

「競価排名」とは、リスティング広告のことを言い、キーワードに対するクリック単価料金を設定し、表示される広告の順位が決められる仕組みとなっています。中国でのBaidu.com(百度)は、キーワードに対する1クリックあたりの広告費で検索順位が決まっています。百度のこの広告ビジネススタイルに対して、ずっと前からユーザーや同業者の非難を受けており、今回は大きく取り上げられたことで、なかなか着手しなかった広告構造をこの機会で変革を加速するでしょう。

中国Yahoo!雅虎のリスティング広告:壱推広サービス http://1.koubei.com/index.htm
中国Google谷歌のリスティング広告:Google AdSense