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中国SEO対策情報|中国のネットカフェ事情 ― 「黒網吧」について

中国の調査によると、中国国内の未成年のインターネットユーザーは約4000万人で、うち約10%がインターネットやコンピューターに過度に依存する「インターネット依存症」だそうです。特に郊外や農村では、インターネットカフェの管理が十分ではないところが多く、未成年者の溜まり場になりやすく、少年非行や犯罪の温床になってしまいます。

近年、ネットカフェの社会におけるマイナスな一面が問題となり、中国は未成年者を入店させたり時間外に営業したりすることの禁止や利用時の実名登録制を徹底するなどネットカフェの違法経営を取り締まりの強化をしています。09年6月~9月、中国文化部、公安部、情報産業部、工商総局は、全国範囲でインターネットカフェなどのインターネットサービスを行う営業店舗の集中整備を展開します。

中国では、違法経営のネットカフェは「黒網吧」と呼ばれています。具体的にどのようなネットカフェが「黒網吧」と呼ばれるのでしょうか。例えば、未成年者を入店させたり、アダルト画像・動画にアクセスできたり、衛生条件がよくない、政府が発給する営業許可書がないネットカフェが「黒網吧」と呼ばれます。この他、国家の法令、条例規定を守らなければなりません。挙げてみますと、≪インターネットオンイラン営業場所管理条例≫、≪中華人民共和国コンピューター情報ネット国際インターネット管理暫定規定≫、≪中華人民共和国コンピューター情報システム安全保護条例≫、≪中国公衆コンピューターインターネット、国際インターネット管理法≫、≪中国公衆メディア通信管理法≫の相関規定、国家相関管理機構の条例を順守しなければなりません。これらの法令を順守しなければ、取締りの対象となります。

執筆:エグゼクティブチャイナ代表 劉娜莉