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1997年以前は中国でインターネット利用者はほぼゼロでした。この10年ちょっとで、インターネット利用者数世界一となり、インターネット人口大国(08年11月末現在:ネット利用者2.9億)となりました。このうち8割がブロードバンドユーザーだといいます。すごい発展ぶりです。これでも、インターネット利用者数はまだ全体人口の20%に至らないのです。インターネットの利用が普及する米国や日本、そしてインターネット先進国といわれる韓国におけるインターネット普及率は7割弱となっています。中国現状の2割弱の普及率はまだまだ成長・発展する余地が大いにあると見て取れます。

中国はインターネット利用者の増加と共に、オンラインショッピングも少しずつネットユーザーに浸透してきました。

2007年と2008年上半期ネット売れ筋商品ランキングを見てみましょう。

2007年ネット売れ筋商品ランキング
1位 服飾
2位 携帯電話
3位 化粧品
4位 家庭日用品
5位 家電
6位 通話プリペイドカード
7位 カメラ・ビデオ
8位 PC及び周辺機器
9位 ノートPC
10位 食品・健康食品

2008年上半期ネット売れ筋商品ランキング
1位 服飾
2位 携帯電話
3位 家庭日用品
4位 PC及び周辺機器
5位 ノートPC
6位 化粧品
7位 通話プリペイドカード
8位 アウトドアスポーツ
9位 宝石・アクセサリー
10位 家電

(参考:iResearch 上半期中国オンラインショッピング市場発展報告)

この売れ筋商品ランキングの一位に輝いたのは2007年同様服飾です。家庭日用品は2007年の4位から3位に浮上しました。2007年と比べ、化粧品と家電は順位を下げましたが、これは化粧品と家電は北京オリンピック開催という背景に郵送禁止品目に当てはまってしまい、その影響を受けての結果となりました。女性ユーザーが好む生活用品が着実に順位を上げてきています。これは2007年から、女性ユーザー比率が高まり、今後は女性向け商品カテゴリの人気はさらに高まりそうです。注目すべきポイントです。

執筆:エグゼクティブチャイナ代表 劉娜莉