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中国SEO対策情報|中国:金融危機裏のビジネスチャンス

9月15日の米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻をきっかけに米国発の危機は全世界に飛び火し、世界経済もその深刻な影響を受けることになりそうです。インターネット業界も影響を受けているといいます。貿易業務を行われている企業は必然的に大きなショックを受けますが、それと比べますと、B2B、C2Cのようなインターネットビジネスは受ける影響が小さいです。中国のインターネットビジネス市場はハイスピード上昇期にあります。中国経済は世界経済危機という大きな環境の中で被害もありますが、マイナスな面ばっかりではないと思います。経済低迷期では、消費者は必然的に出費を抑えます。これは電子商取引の特徴が最大限に発揮でき、同時にたくさんの比較でき、時間、マネーの節約になるので、利用者が増える見込みでしょう。

2007年以来、B2Cプラットフォームが熱くなってきました。もちろん、現在、C2Cネットショップはまだインターネット販売市場の主力ですが、ブランド企業や実力派企業等のインターネット市場参入により、B2Cプラットフォームは未来数年の間は急速な発展を向かえることでしょう。

現在、中国がベビーラッシュの時期から、ベビー関連商品、妊婦向け商品の需要が特にあるので、インターネットビジネスにも良い機会です。2007年の中国玩具市場調査報告書によると、中国では14歳以下の児童は4億人で、全人口の約20%を占めています。9月に中国の汚染粉ミルク事件があったこともあって、ベビー用品や食育商品が一層注目されるようになりました。中国は一人っ子政策が実施されています。一人っ子は、両親と祖父母の6人(全員存命であった場合)の大人から一身に愛情を受けて育ちます。子供の教育、生活により多く投資しています。現在、児童の消費額は、家庭の総支出額の約30%を占めています。そして、英才教育にも熱が入る親は少なくありません。今の親世帯はインターネットに親しんでいる世代で、通信販売を受け入れられやすいネットユーザーです。

しかし、ベビー関連商品に関しましては、国内のメーカーの多くは今まで輸出がメイン業務でした。国内に質の高い商品の需要があるのに、十分に満たされてなく、そして、良い商品を見たことがなければ、消費者はこの現状に気付いていないことすらあります。例を挙げますと、日本によくあるベビー用の布絵本は、中国ではまだ珍しいです。今後は、玩具の大型チェーン店にしろ、分野特化型B2Cプラットフォームにしろ、或いはC2Cネットショップにしても、消費者が受け入れやすい購入方法や、より手ごろな価格を提供できるかがポイントになりそうです。

中国の消費能力の向上と消費者意識の変化が、世界の企業に中国市場進出の大きな刺激を与えることでしょう。

執筆:エグゼクティブチャイナ代表 劉娜莉