2007年以来、B2Cプラットフォームが熱くなってきました。もちろん、現在、C2Cネットショップはまだインターネット販売市場の主力ですが、ブランド企業や実力派企業等のインターネット市場参入により、B2Cプラットフォームは未来数年の間は急速な発展を向かえることでしょう。
現在、中国がベビーラッシュの時期から、ベビー関連商品、妊婦向け商品の需要が特にあるので、インターネットビジネスにも良い機会です。2007年の中国玩具市場調査報告書によると、中国では14歳以下の児童は4億人で、全人口の約20%を占めています。9月に中国の汚染粉ミルク事件があったこともあって、ベビー用品や食育商品が一層注目されるようになりました。中国は一人っ子政策が実施されています。一人っ子は、両親と祖父母の6人(全員存命であった場合)の大人から一身に愛情を受けて育ちます。子供の教育、生活により多く投資しています。現在、児童の消費額は、家庭の総支出額の約30%を占めています。そして、英才教育にも熱が入る親は少なくありません。今の親世帯はインターネットに親しんでいる世代で、通信販売を受け入れられやすいネットユーザーです。
しかし、ベビー関連商品に関しましては、国内のメーカーの多くは今まで輸出がメイン業務でした。国内に質の高い商品の需要があるのに、十分に満たされてなく、そして、良い商品を見たことがなければ、消費者はこの現状に気付いていないことすらあります。例を挙げますと、日本によくあるベビー用の布絵本は、中国ではまだ珍しいです。今後は、玩具の大型チェーン店にしろ、分野特化型B2Cプラットフォームにしろ、或いはC2Cネットショップにしても、消費者が受け入れやすい購入方法や、より手ごろな価格を提供できるかがポイントになりそうです。
中国の消費能力の向上と消費者意識の変化が、世界の企業に中国市場進出の大きな刺激を与えることでしょう。