10月28日、中国検索ポータル大手の百度は、C2Cプラットフォーム【有啊YOUA】ベータ版を正式にオープンしました。【有啊YOUA】は中国語で「あるよ」の意味で、中国人には覚えやすく、ピンイン（中国語の音を表音文字で表したもの）表記も書きやすく、音の響きも良いことから命名されたそうです。百度と繋げますと、「百度にあるよ」の意味になり、コミュニケーションや口コミが大好きの中国人の好みに合ったネーミングとも言えます。
[SHOUHUニュース]によると、【百度有啊YOUA】の第一歩は、現在中国国内最大のC2Cプラットフォームで淘宝網（アリババ傘下企業）を遥かに超えたといいます。【有啊YOUA】オープン一日目に、アクセス数が400万を超え、商品アイテム数は199万になります。一方、公開データによると、淘宝網がオープン100日目の時は、一日の訪問者数は155万、商品数は9万ちょっとといいます。両者の公開時期が数年の差があり、今は中国インターネット利用者数が劇的に増えていることもあり、単純に数字だけでの比較はどうかと執筆者は思いますが、【百度有啊YOUA】は好スタートを切ったことは間違いないようです。
淘宝網が支払いサービス【支付宝】を提供しており、百度は第三者支払いサービス「百付 宝」を提供し始めています。ドメインは：http://www.baifubao.com
検索最大手の百度とオンラインショッピング最大手淘宝網両社とも知名度が非常に高い企業となるので、多くのメディアが両社の対決劇を取り上げましたが、両社ともコメントを発表し、「問題ない」としており、大人の対応し、中傷合戦はなさそうです。反対に、良きライバルとして、中国のオンラインショッピングを大いに盛り上げて行くことでしょう。