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中国SEO対策情報|百度「競価排名」は中止か?

本日の「百度ニュース」によると、百度は部分的に現行「競価排名」システムを中止したと伝えました。「競価排名」はこれまで8年間にわたって、中国の検索エンジン最大手「百度(Baidu)」が採用している広告方法です。

「競価排名」の代わりに、「鳳の巣」システムを実行すると見られています。昨年度、中国中央テレビ(CCTV)に「競価排名の疑惑」として、報道番組で取り上げられました。百度は「競価排名」のマイナスイメージを払拭しようとして、広告構造を改革に着手したと見られます。

「競価排名」は、リスティング広告のことを言い、キーワードに対するクリック単価料金を設定し、表示される広告の順位が決められる仕組みのことです。百度広告システムでは、キーワードに対する1クリックあたりの広告費で検索順位が決まっています。

「鳳の巣」は効果で広告費が決まるリスティング広告になるそうです。費用対効果の高い広告形式へ転換されるようです。「鳳の巣」の特徴としては、
・広告主の広告をページの右側に展示する
・広告主のプライバシーを保護(ライバル広告主互いの広告費用、単価が見えない)
・広告管理ページではより多くの操作空間と権限を広告主に与えられる

「鳳の巣」への転換を実行されれば、出稿される広告量は減ると予想されていますが、しかし、検索結果では公正性と客観性がある結果になります。

執筆:エグゼクティブチャイナ代表 劉娜莉