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中国SEO対策情報|中国ネット動画配信業界(最新調査)

マーケティングリサーチ企業iResearchの中国ネット動画配信業界に関する統計によると、08年はネット動画配信のユーザー数は2億を超えており、ネットユーザー全体の78.5%を占めているほどポピュラーなネットサービスになってきました。

08年年末の調査データによれば、ユーザーはよく鑑賞する動画配信は、映画(76.6%)、ドラマ(60.6%)、音楽(47.8%)、ニュース・トピックス(37.5%)の順になっています。映画や音楽等がユーザーに断然人気がある傾向にありますが、07年と比べると、新しい傾向としては、最新ニュース類は4位に浮上してきたことと、個人の動画投稿等は大幅に順位ダウンしました。

さらに、ユーザーの収入から分析して、収入に影響されない動画配信ジャンルがあれば、ユーザーの収入によって、見るネット動画配信のジャンルが違ってくることも明らかにしました。例えば、映画・ドラマ、スポーツ等はほとんどユーザーの収入に影響されず、人気があります。収入が中、中以下のユーザー層は音楽、ゲーム、漫画が好きな傾向にあり、高収入のユーザーはそれらの動画よりも、ニュース、経済に関連する動画配信に関心があるといいます。

この調査結果は、ネット広告業により戦略的な広告を練り上げるために良い参考データを提供されました。

ネット動画配信は人気が急上昇につれ、競争も激しくなります。この分野で勝ち残るには、ユーザーの動きをしっかり捉えて、戦略的に行動できなければなりません。映画・ドラマはネット動画配信業のアクセスを獲得するための主力ですので、映画・ドラマの版権の取引数がポイントになります。そして、勝ち取ったアクセス数を広告収入に変えられれば、これまでの「高コスト、低付加価値」の局面が転換できます。また、長い目で見れば、ニュース・経済類の番組が高収入ユーザー層を獲得しやすいので、差別化の出来る内容が要求されます。

執筆:エグゼクティブチャイナ代表 劉娜莉