インターネットオンライン決済サービス「支付宝（アリペイ）」のユーザー数は09年5月で既に約1.85億ユーザーです。「支付宝（アリペイ）」は中国の第三者決済において最大のシェアを有しています。
実力のある第三者決済であるので、大多数の消費者は安心してネットショッピングを楽しめますが、それでもネット販売のトラブルが多発しているのが実情です。支付宝（アリペイ）の支払いシステムは一旦ユーザーの品物代金を預かり、ユーザーが品物を検品済みましたら、代金を販売側に支払うとなっています。悪質業者は様々な手段でユーザーに納品される前に、検品済みチェックをさせたりして、ユーザー特にネットショッピング初心者が被害を受けてしまう結果になるケースが多いようです。
被害が存在するということは、システム上はまだ不十分なところが存在するということです。実際、支付宝（アリペイ）は、決済サービスを悪用するネット詐欺が商取引を行う際に費者側の安全安心を確保すると同時に、ユーザーの安全意識を高めることにも着手し、ハンドブックを作成したりして、様々な形での「ユーザー教育」を行い、積極的に電子商取引の環境改善に努めているようです。支付宝は、「支払に対して、ユーザー自身の安全意識を培う」ことを今年の重点として努力していくと表明しました。
一方、ネット詐欺業者に対して、サービス提供の永久停止しとします。同時に、中国公安（警察）部門に通報します。警察に捜査してもらい、詐欺者に罰を与えます。被害ユーザーには先に賠償するなどをし、今後は独自の信頼できる電子商取引システムを構築・完全を目指しています。