中国で流行っている言葉　「80后」で紹介した「80后」世代に人気があるSNSは「開心網」http://www.kaixin001.com　（ベータ版）と　ソフトバンクが投資したと話題となった「校内網」（2005.12.8設立。中国版Facebook）です。「開心網」は現在、日本のmixiと同じように友達の紹介がなければ、参加できませんが、「校内網」は紹介なくてもhotmailのメールアドレスさえあれば、登録できます。どれも実名登録のお願いを表記しています。その背景には、現在各SNSが始めているのが、実際の人間関係のネットワーク化と実名登録制であります。

しかし、現状では、中国のユーザーがネットを信頼して使うまではまだ時間がかかりそうです。ということで、中国では実名登録の実現には壁があります。「開心網」は匿名でのチャットができるように、本名を隠す機能を導入しています。開心網は、インスタントメッセージであるQQや、MSNのメンバーリストの導入をサポートしており、その他、Gmailやポータルサイト「網易」が運営するメールボックス等数種類のメールボックスもサポートしています。「校内網」は現役の学生のみならず、卒業して社会人も登録できます。

NSNサービスを利用したりする際は、一般的に、無料が当たり前という中国のネットユーザーであります。日本のmixiのに有料サービスで展開されていますが、中国SNSは今後どう有料サービスモデルへの転換をするかは見守りましょう。

執筆：エグゼクティブチャイナ代表　劉娜莉